- 現場仕事はキツイ
- 現場仕事の職場環境について
- 現場仕事が向いていない人はどうしたらいいの?
現場仕事って大変ですよね。
重い荷物を抱えて、休憩時間以外はひたすら動き続けることが多い現場仕事。
働く時間がシフト制でバラバラだったり、休みが少なかったり労働環境が悪いことも多いです。
おまけに、上司は少しのミスで怒鳴るパワハラ気味の性格…。
はっきりと言えることは、それはあなたが悪いのではなく、職場環境が悪いという事です。
今回は、現場仕事の職場環境の問題を中心にまとめてみます。
- 現場仕事の職場環境
- 現場仕事が向いてない人
現場仕事は職人気質な人が多い
現場の仕事をしたことがある人は、働いている人たちの特徴として気が付いた事はないでしょうか。
現場仕事は職人気質な人が多いという事に。
職人気質な人の指導法の特徴として下記の2つがあります。
- 厳しく教育という古い考え
- 仕事は見て覚えろ精神
なぜ、現場仕事の環境には職人気質な人が多いのでしょうか?
それは、その職場にいる人も若いころに、若い頃は職人気質な人から職人的指導を受けたからです。
現場仕事の職場に存在する、職人気質な人の指導法の特徴を下記にまとめます。
①厳しく教育という古い考え
職人気質な人の指導法の1つ目の特徴は、教育は厳しくという古い考えを基に指導です。
現場仕事で働いている勤務期間が長い社員は職人気質な人が多いです。
職人気質な人は、トニカク厳しい!!こんな人が上司だと最悪です。
ちょっとしたことで、厳しく指導する事も多くなります。
むしろ、その厳しさに耐える事も仕事というような指導をしてきます。
彼らがなぜそのように厳しく指導するかというと、若いころに同じように厳しく指導されてきたからです。
そのため、自分たちが指導されてきたことと同じことを後輩の指導で実践しているともいえるでしょう。
昔は、現場仕事の職場では、鉄拳が飛ぶ指導もあったと言われています。
もしかすると、彼らからすると今の自分たちに対する指導はやさしいのかもしれません。
しかし、世間の他業種の水準からすると厳しすぎると言えるでしょう。
②仕事は見て覚えろ精神
職人気質な人の指導法の2つ目の特徴は、仕事は見て覚えろという精神で指導を行うです。
職人気質な人は説明が下手でコミュニケーションが苦手な人が多いようです。
細かい事を口頭で説明するのではなく、身振り手振りで伝えようとします。
具体例として、食品加工を行う工場の現場仕事を取り上げてみます。
そうした現場の上司より指導を受けるときは、調理に必要な水や調味料の量を感覚で教えられることがあります。
本来であれば、水は〇〇リットル、調味料は〇〇ml入れるというようにと教える事が適切です。
しかし、あえてアバウトな数量で教えられることがあるのです。
身振り手振りで教えてくれるのはまだ良い方で、人によっては教えてくれないこともあります。
具体的に教えずに、その人が仕事をしている姿を観察し見て覚えることを求めてきます。
『見て覚えろという言葉』よりも、『見て盗め』という言葉の方が適しているかもしれません。
現場仕事の職場環境
現場仕事の職場環境として下記3つを挙げる事ができます。
- スタミナを使う
- 現場によって作業時間が異なる
- 人の入れ替わりが激しい
一般的な事務仕事をしている人であれば空調の調整された空間で、テキパキと事務仕事をこなしていく快適な生活を過ごしている事でしょう。
しかし、現場仕事の職場環境はキツイと言われています。
現場仕事がきつい要因を下記にまとめてみます。
①スタミナを使う
現場仕事の職場環境の特徴1つ目は、スタミナを使うです。
現場仕事では、長時間にわたり重い資材や機材を運びます。
一日の勤務時間のわずかな時間にハードな肉体労働を行うのであればまだ大丈夫ですが、一日中行うとなると非常に大変です。
さらに、外での仕事であれば、事務職のように空調の調整がされている快適な空間ではなく、天候や気温の変化を直接受けるので過酷です。
特に、夏場は気温が高い中で重労働を行うことになるので過酷な環境になります。
身体に負担がかかる就業環境のため、慢性的な腰痛や関節痛に悩まされることもあるようです。
若いころであれば、体力があるので何とか耐え抜くことができますが、中年以降は若いころと同じようには働けなくなります。
②現場によって作業時間が異なる
現場仕事の職場環境の特徴2つ目は、作業現場や日時によって作業時間が異なるです。
例えば、業務のスタート時刻が深夜になる事もあれば早朝になる事もあります。
また、シフトに入る予定だったスタッフが急遽シフトに入れなくなり、人員調整のためどうしてもシフトに入らなければいけない事態が発生することもあり大変です。
事務職のようなオフィスワークの場合は一日の勤務時間は大体決まっているので生活リズムの調整を行いやすいです。
しかし、現場仕事の職場では、作業時間が異なるため、生活リズムが整わず、プライベートの予定調整も難しくなります。
また、深夜や早朝勤務がローテーションで入るため体調管理も難しくなります。
③人の入れ替わりが激しい
現場仕事の職場環境の特徴3つ目は、人の入れ替わりが激しいです。
実際、働き始めて1日で来なくなるスタッフも存在するくらいです。
人の入れ替わりが激しいので、指示を出す社員や教育担当の上司も、新規で働くスタッフの何割かは辞める事を見越したうえで指導します。
だからこそ、気合と根性を求める体育会系の人が多くなってしまうと言えるでしょう。
人が育たず辞めていく人が多いので、人手不足の状態が続くことになります。
まさに、負のスパイラルで最悪な状態です。
もし、人間関係で悩んでいる場合、以下の記事を参考にしてくだい。
人間関係で辞めるは甘えなのか?転職の判断基準や必ず悩む問題を解決!
現場仕事が向いてない人
現場仕事が向いていない人の特徴として下記の3つがあります。
- 身体を動かしたくない人
- 規則正しい生活をしたい人
- 体育会系が苦手な人
ここまでは、現場仕事の厳しい労働環境や上司が最悪である事についてまとめてきました。
現場仕事はしたくないという人が多いでしょうね。
ここで、改めて現場仕事が向いていない人の特徴についてまとめたいと思います。
①身体を動かしたくない人
現場仕事が向いていない人の特徴1つ目は身体を動かしたくない人になります。
現場仕事はとにかく体を動かす肉体労働です。
肉体労働も1日ならできる人も多いかもしれませんが、連日続くとなると難しい人が多いのではないでしょうか。
逆に、身体を動かすことが好きで、デスクワークが嫌いという人には現場仕事が向いていると言えます。
もしも、身体を動かす現場仕事が合わないという人がいましたら事務職がオススメです。
事務職であれば、身体を動かさず仕事も快適なオフィスで行う事ができます。
事務職からのキャリアパスが用意されていることもあります。
事務職は資格の取得や担当する業務によって、より上位の職種にキャリアアップすることもできるので、身体を動かしたくない人は事務職を検討されてはいかがでしょうか。
②規則正しい生活をしたい人
現場仕事が向いていない人の特徴2つ目は規則正しい生活をしたい人になります。
現場仕事は仕事の時間が不規則です。
また、仕事の準備のために着替えたり、器具の準備やメンテナンスをしたりするため勤務時間の前後で残業が発生する場合もあります。
そのため、規則正しい仕事をしたいと考えている人には向いていないでしょう。
規則正しい生活を希望される人には、交代勤務がない工場勤務か営業職をオススメします。
交代勤務がない仕事であれば、プライベートの時間も確保しやすくなり、その時間でスキルアップのための資格取得の勉強もできます。
また、人間の身体は昼間活動して夜寝るように出来ているので、健康な生活も実現しやすくなります。
交代勤務が無い工場勤務や営業職で規則正しく、健康的な生活を目指されてはいかがでしょうか。
③体育会系が苦手な人
現場仕事が向いていない人の特徴3つ目は体育会系が苦手な人になります。
現場仕事は職人気質の人が多い職場だと書きましたが、もう一つの特徴は体育会系の人が多いという事です。
そのため、体育会系の職場が苦手な人は現場仕事を避ける事をオススメします。
そうした人にオススメの仕事はIT業界の仕事になります。
IT業界の仕事にはプログラミングやシステム構築のような技術系の仕事の他、WEBサイトの構築やWEBマーケティングのような仕事があります。
こうした仕事は、仕事のプロセスを論理的に組み立てて周囲と協調しながら取り組んでいくため、知的な仕事であることが特徴です。
体育会系の職場が苦手な人はIT業界にてスキルの獲得を目指してみてはいかがでしょうか。
現場仕事はほとんどの人が向いてない
ここまで現場仕事についてまとめてきました。
ただ、忘れてはいけないことは、現場仕事は世の中にある全仕事のほんの一部であるという事です。
世の中には、現場仕事以外の仕事もたくさん存在しています。
上司が最悪で、労働環境の悪い職場で貴重な時間を無駄にすることは賢明とは言えないですよね。
実際、ほとんどの人が現場仕事は向いていません。
今、現場の仕事に入社したての高卒の人で、過酷な職場で悩んでいる人がいたら他の仕事を検討されることをオススメします。
現場仕事以外の職場で新しいスタートが切れるといいですね。
