- 工場で働いていて、嫌なことがある・・・
- このまま工場で働いていていいのかな?
- 他の仕事にも興味がある
工場で働くってキツイですよね。
体力的な辛さはもちろんですが、精神面で応える時があります。
工場は機械と相手すればいいからと楽な印象を持たれますが、決してそんな甘っちょろいことではありません。
あなたが仕事が辛いと友人や家族に相談しても、その人が工場勤務の人でなければ具体的に何が辛いのか詳しくは分かりません。
私は実際に工場で働いた経験があるからこそあなたの悩みは理解できます!
というわけで、工場勤務を辞めたいと感じる理由などをお伝えしていきます。
- 工場勤務を辞めたいと感じる理由
- 高卒工場勤務にオススメの仕事
- 辞める選択をした際の注意点
高卒はとりあえず工場勤務という人が多い
高卒は特にやりたいこともなく、とりあえず工場勤務になる人が多いです。
同級生を見渡してみても、同じような理由で工場勤務に就いています。
そのため、
「高校を卒業したら、工場勤務するのが当たり前」
という感覚で仕事を選んでいます。
自分が叶えたいキャリアから逆算して考えた選択肢ではないため、
「仕事をしていて、辛い・・・」
と思ったときに、自分の目指している先が見えなくなってしまいます。
人間は、自分の未来が見えなくなると不安になります。
そして、今の仕事に対し、辞めたいと感じてしまうものです。
しかし、安心してください。
辞めたいと思ったということは、それだけ自分の仕事や、将来のキャリアに対して本気で考えるようになった証拠です。
実際、
「仕事は嫌だけど、このまま工場で働き続けよう・・・」
と思考停止してしまっている人は多いです。
「このままではいけない・・・」
という自分の気持ちを大切にしていきましょう。
工場勤務を辞めたいと感じる理由5選
あなたが抱えている仕事への悩みは、大きく分けると、以下の5つのどれかに当てはまるでしょう。
- 人間関係が悪い
- 変則勤務で辛い
- 体力的にキツイ
- 単純作業でつまらない
- やりがいを感じない
ひとつずつ、解説していきます。
①人間関係が悪い
工場勤務の仕事は、主にライン作業が多いです。
そのため、他の人と話をする機会が少なく、人間関係がギスギスする可能性が高いといえます。
工場によっては、不要な会話を禁止しているところもあるでしょう。
私自身も経験しましたが、
- ロッカールームでの着替え
- お昼ごはん
- 午前や午後の小休憩
というわずかな時間しか、他の人と会話を交わすことがありませんでした。
これでは、なかなか他の人と仲良くなるということもできません。
もしデスクワークだとしたら、左右や前の席の人と話をする機会が生まれますよね。
そうすると、他愛のない話で盛り上がることがあります。
また、運が良ければ、ストレスを解消してくれる盛り上げ役のような人と一緒に働ける可能性も出てきます。
そういった意味では、工場勤務とは人間関係が悪くなりやすい環境といえます。
人間関係が悪い職場の特徴5選!ギスギスした雰囲気に効果がある解決策を紹介!
ちなみに私は上司のパワハラで辞めています。(笑)
当時は笑える状況ではありませんでしたが、そのおかげで今の職場と出会うことができました!

②変則勤務で辛い
工場勤務では、3交代のシフトを採用しているところが多いです。
早朝に働く日もあれば、深夜に働く日もあるでしょう。
人間の本能的には、日を浴びて起き、日中働いて、夜に日が沈んでから休むというのが理想的です。
ただし、工場勤務をしていると3交代のために生活リズムを崩さなければなりません。
そのため、身体の順応が追いつかず、精神的にも肉体的にも負担が大きくなります。
寝て休んでも疲れが取れないというのは、まさにその一例でしょう。
また、勤務時間が変則的なため、友人と休みが合わないことが多いです。
そうすると、ストレス解消をするための相手を見つけることもできず、さらに仕事が辛くなっていきます。
もし一般的な会社に入ることができれば、残業こそありますが、基本的な生活リズムを崩さなければいけないことはほとんどありません。
③体力的にキツイ
工場勤務の仕事は、肉体労働の仕事が多いです。
重いものを物を運んだり、立ちっぱなしで作業をしなければいけなかったりする場合もあります。
また空調が効いておらず、夏は暑く、冬は寒いという中で働き続けなければいけないこともあります。
すると、余計に体力が奪われていき、仕事をするのがシンドイと感じるようになっていきます。
もし仮にデスクワークだとしたら、空調が効いていますし、座って作業をすることができます。
もちろん、重いものを運ぶということは、まずありません。
そのため、工場勤務のほうが、圧倒的に肉体を酷使しているといえます。
④単純作業でつまらない
工場勤務の仕事は、できる限り細分化されたライン作業が多いです。
仕事を割り当てられた人の技術に依存せず、誰にでもできる仕事にするためです。
そのため、一日中おなじ作業の繰り返しをしなければいけません。
多少の間、単純作業をおこなうのならガマンできるかもしれません。
しかし、週5日8時間の勤務を、単純作業だけで過ごすというのはかなりツライですよね。
一般的な仕事は、人とコミュニケーションを取ることが基本となってきます。
そのため、単純作業というものではなく、常に頭を使って考えることが主な仕事となります。
もちろん、工場勤務とは別の意味で仕事のツラさや悩みは出てきます。
例えば、上司や同僚のペースに合わせなければいけないことだったり、些細な言い回しにストレスが溜まったりすることです。
ただ、少なくとも工場勤務のような単純作業からは開放されます。
⑤やりがいを感じない
工場勤務は、お客さんから直接「ありがとう!」と言われることはありません。
そのため、自分自身に対し、
「何のために仕事しているんだろう・・・」
と疑問を持ってしまうものです。
また、工場の作業はどうしても自分の頭で考えて仕事をする、ということがほとんどありません。
そのため、仕事中も頭が空いているので、
「このまま働き続けていても、大丈夫かな・・・」
という余計な不安がよぎることも多いでしょう。
それでもやりたいことが何かもわからない。
そんな人は以下の記事をチェックしてみてください。
やりたい仕事あるわけない!そう思う原因と見つけるための行動3選!
高卒工場勤務の人へオススメする仕事
高卒の工場勤務の人でも、他の職場に転職することは可能です。
私がおすすめする職種は、
- 営業職
- エンジニア職
- 別の業界の工場勤務
の3つです。
ひとつずつ、詳しく解説していきます。
営業職
営業職をおすすめする理由は、成果が収入に直結するからです。
営業職は工場勤務の仕事と違い、営業成績次第で収入に加算される会社が多いです。
自分がやればやるだけ目に見える報酬として返ってくるため、やりがいを感じられる仕事だといえます。
また、コミュニケーション能力が高まることも大きなメリットです。
コミュニケーション能力は、あらゆる仕事において必要になってきます。
なぜなら、どんな仕事も一人で完結することはないからです。
仕事が発生するということは、必ず相手が存在することになります。
そして、相手が存在するということは、必ずコミュニケーションが発生します。
その際に、コミュニケーション力が高ければ、
- 自分の考えていることを、相手に分かりやすく伝える
- 相手の求めていることをうまく聞き出す
ということができるようになります。
すると、相手から、
「コイツは信頼できるヤツだな・・・」
と重宝される存在になれます。
信頼関係は、
- 上司
- 部下
- 同僚
- クライアント
と、どんな人間関係においても仕事を優位に進めていくために重要となります。
そのため、営業職に就いてコミュニケーション力を高めておくのは、非常に有用だといえます。
エンジニア職
エンジニア職とは、システムやソフトウェアを作る仕事のことです。
主にプログラミングのスキルを使って、サービスを生み出す仕事になります。
IoTやAI、5Gなどの発展に伴い、IT業界の人材需要はますます高まっています。
一方で、常に人手が不足している業界でもあります。
そのため、もしあなたが未経験だとしても、採用してくれる企業はたくさんあるといえるでしょう。
特に20代の若い人材を求めていることもあり、転職する際には有利に働きます。
転職する際にはプログラミングのスキルを持っていることが望ましいですが、今はプログラミングスクールもたくさん増えてきています。
そのため、転職する際に必要なスキルを身に付けるのも簡単になっています。
また、待遇面においても、IT系は製造業よりも有利な場合が多いです。
なぜなら、IT系は製造業よりも利益率が高く、社員に還元されやすいからです。
残業代、交通費なども、支給してくれるところがほとんどです。
IT化が加速している今、ITエンジニアの需要はかなりあります。
高卒未経験でもITエンジニアになれる3つの理由!学歴なしが転職成功するための秘訣とは?
別の業界の工場勤務
盲点かもしれませんが、別の業界の工場で勤務するというのも選択肢の一つです。
なぜなら、業界によっては今とは待遇が全然違ってくるからです。
例えば、食品系の工場で働いていれば、基本的には決まった時間帯で働くことになります。
そのため、自動車系の工場によくありがちな3交代での勤務といったシフトワークではなくなります。
業界によっては、残業代が出るところもありますし、人間関係のストレスが少ないところもあります。
今の工事勤務で培ったスキルを直接活かせるので、比較的、転職のハードルも低いです。
もしあなたが今の職場で働くのがツライと思っているのなら、思い切って他の業界の工場勤務に転職してみるというのもアリでしょう。
ちなみに私は、別の業界に転職して成功しています。
辞める選択をした際の注意点
目の前の仕事が嫌になっているときは、どうしても、
「今すぐ、転職したい・・・」
と思ってしまいがちですよね。
しかし、転職は事前に準備をしておくことが大切です。
具体的には、以下のようなことに気を払ってみましょう。
- 次は何をやるのかを固めておく
- 転職サイトで市場を事前にチェックする
- 転職して悩みが解決するのかよく考える
ひとつずつ、解説していきます。
次は何をやるのかを固めておく
あなた自身が、
「次にいったいどんな仕事がしたいのか?」
ということを明確に持っておきましょう。
そうすることで、今のあなたにとって、
「足りないものは何か?」
ということが明確になるからです。
例えば、次はエンジニア職に就きたいと思ったとします。
すると、これまで工場勤務で働いてきた経験だけでは、プログラミングスキルが足りていないということが分かります。
もちろん、完全未経験でも、年齢が若いあなたならポテンシャルで採ってくれることもあります。
しかし、
「できるかぎり待遇の良い会社に転職したい!」
と思いますよね?
そのためには、他の就職希望者に負けないよう、即戦力となれるスキルを身につけておくことが重要です。
何がやりたいのか目標が定まっているからこそ、
「プログラミングスクールに通って、プログラミングのスキルを身につけよう」
という行動を起こすことができるようになります。
まずは目標を定めて、そのために必要なことをピックアップしていくことから始めてみましょう。
転職サイトで市場を事前にチェック
実際に転職サイトに登録して、現在の転職市場がどのようになっているのか?ということを確認してみるのも、転職に近づくための大きな一歩となるでしょう。
転職サイトに登録することで、
- 求人数
- 平均年収
- 働いている人たちのイメージ
- どんな人を雇いたいと思っているのか
といったことを知ることができます。
転職を成功させる上で、もっとも重要なことは知識です。
自分が目標としている業界や企業を定めた上で、業界分析、企業分析をしっかりと行っていきましょう。
転職サイトにとりあえず登録だけでもした方がいい理由とは?転職先を探せるだけではない!
転職して悩みが解決するのかよく考える
「今の仕事がツライから辞めたい・・・」
と思ったときに、その原因を考えてみることは大切です。
結論、自分以外の誰かのせいにしている場合、転職しても上手くいかない可能性があります。
なぜなら、自分の能力やスキルが劣っていることを棚に上げて転職しても、次の会社でも同じような失敗を繰り返してしまうことになるからです。
もちろん、どうしても合わない上司や同僚がいる、という場合もあるでしょう。
それでも、基本的には、
「自分自身が成長することで、解決できないか?」
という視点を持つことは大切です。
転職は早いに越したことはない
もし自分自身が努力しても、どうしようもない場合には転職を検討しましょう。
20代の若いうちの転職は、ポテンシャル採用になることも多いです。
これが30代、40代となってからでは、もう工場で働き続けるしか選択肢がなくなります。
転職を決めたら、早いに越したことはありません。
そうと決めたら、一日一日と先延ばしにせずに、今すぐできることから始めてみましょう!
