- 大学に行けばよかった・・・
- 大卒の人に引け目を感じる
- 高卒の自分の待遇に不満がある
この世の中、学歴がある方が有利です。
高校時代は学歴のことなんて何一つ考えてことがなかったことでしょう。
私もその一人で、とにかく早く働いてお金が欲しかった。
そして働き出して、高卒で就職した仲間はお金を手に入れ、大学に通う友達は引き続き勉強に励む。
同級生の友達が大学に通っている4年間は、高卒の方が圧倒的に立場は上です。
しかしそれは残念なことに次第に逆転するのです。
高卒のピークは、高校卒業後の4年間です。
しかし、このように落ち込んでばかりいられません。
私たち高卒はこれからの考え方や行動次第で大卒に食らいついていけるのです。
というわけで今回、学歴コンプレックスを抱えている高卒サラリーマンに対してお伝えさせていただきます。
- 学歴コンプレックスを感じる人の特徴
- 学歴コンプレックスを感じるタイミング
- 学歴コンプレックスを克服する方法
学歴コンプレックスを感じる人の特徴
そもそも学歴コンプレックスとは「自分より上位の学歴を持っている人に対して劣等感や妬みを感じる感情」です。
では、その学歴コンプレックスを感じやすい人にはどんな特徴があるのでしょうか?
大きく分けて3つの特徴がありますので、まとめてみました。
人と自分を比べる人
学歴コンプレックスを感じる人の一つ目の特徴は、人と自分を比べる傾向があります。
世の中で生きていく限り、どうしても他人の存在は意識してしまうもの。
むしろ、意識しない人はいないでしょう。
例えば、高卒で優秀な人であれば、大卒の人と自分を比較してしまい、日常の中で劣等感や嫉妬を感じてしまう事も多いはずです。
同じ仕事をしていて、同じ成果を出しているにも関わらず、大卒の人が職場で評価されていたら、高卒の人はどうしても大卒の人と自分を比べてしまうでしょう。
このように、学歴コンプレックスを持つ人は、人と自分を比べてしまい、自分が上か下かを比較してしまう特徴があると言えます。
プライドが高い人
学歴コンプレックスを感じる人の二つ目の特徴は、プライドが高いという事です。
プライドが高いからこそ、自らに不足している学歴が気になり、コンプレックスを感じてしまうのです。
またプライドの高い人は、裏を返せば優秀な人であると言えます。
仕事もでき、優秀である人の場合、本来自分が優秀であることを証明してくれる学歴を持っていないことに引け目を感じることもあります。
このように、プライドが高い人も学歴コンプレックスを持ちやすいと言えます。
学歴の話を避けようとする人
学歴コンプレックスを感じる人の三つ目の特徴は、学歴の話を避けようとする人です。
あなたの周りにも、話題が学歴の話になった時に、その話題を避けようとする人はいるのではないでしょうか。
例えば、職場研修の自己紹介の際に、グループのメンバーが自分の出身校を発表しているにも関わらず、あえて出身校を話さないという人もいます。
あるいは、急に話題を変えるといった対応を取る人もいますよね。
学歴コンプレックスを感じる人の三つ目の特徴として、学歴の話を避けようとする特徴があると言えます。
高卒が学歴コンプレックスを感じるタイミング
そもそも、高卒の人は学生時代、学歴にコンプレックスを感じることは少なかったのではないでしょうか。
働いていくと次第に学歴が様々な意思決定に大きく影響する光景を目撃し、嫌でも学歴を意識してしまいます。
では、高卒の人が学歴コンプレックスを感じたタイミングはどのような時であったのかをまとめてみたいと思います。
社内の大卒と待遇の差を感じた時
高卒の人が学歴コンプレックスを感じた時は、大抵は会社での出来事が多いと思います。
会社によっては、大卒の人であれば、海外大学への留学を含む様々なスキルアップの教育制度が用意されているにも関わらず、高卒の人には、簡単なパソコン操作のような研修しか用意されていないという事もあります。
また、大卒の人は高卒の人に比べ、賃金が高いケースが多く、その差は勤続年数が長くなるにつれて、大きくなる傾向があります。
このように、社内において、大卒か高卒かの違いで待遇に差をつけている場合があり、そのことが学歴コンプレックスを感じるきっかけとなる事もあります。
仕事内容が大卒と違う時
会社によっては、大卒と高卒で仕事内容を大きく分けている場合もあります。
例えば、大卒の社員はマネジメント層として、仕事の指示を出す立場につけるが、高卒の場合は指示を受ける側の仕事しかできないといった、主従関係を学歴で明確分けている会社もあります。
また、大卒はマーケティング職のような企画系の仕事に携われるが、高卒は単純な事務作業のみをさせられるといったケースもあります。
このように、学歴によって仕事内容が大卒と異なる時、高卒の人は学歴コンプレックスを感じることが多いようです。
大学時代の話をされた時
高卒の人が大学を卒業している同級生と飲みに行った際に、学歴コンプレックスを感じることも多いです。
例えば、大卒の同級生が卒論執筆に悩まされた経験、大学のサークルの話題等で盛り上がっていても、高卒の人には経験のない話題です。
そのため、話についていけず学歴コンプレックスを感じることがあります。
また、仕事の商談等で取引先が大学時代の話題を持ち出した際、一緒に商談に参加していた自社の社員が同じく大学時代の話題で盛り上がっていたにもかかわらず、自分だけ話題についていけなかったという経験も原因になる事もあります。
高卒が学歴コンプレックスを克服する方法3選
それでは、高卒の人が学歴コンプレックスを克服するにはどのような方法があるのかまとめてみます。
学歴で人を判断しない
結論から言うと、学歴で人を判断する必要はありません。
なぜなら、学歴がある人イコール仕事ができる人や成功する人ではないからです。
むしろ、人の才能やスキルには、学歴やその他のテスト等で測定することの方が難しいことが多いです。
例えば、
- 物事を最後までやり遂げる忍耐力
- 多様なメンバーをまとながらプロジェクトを進めるマネジメント力
- 新しいアイディアをどれだけたくさん思いつくことができるかという創造力
こうした才能やスキルは学歴やその他の試験では、決して測定することはできません。
むしろ、創造力に関しては、長期間受験勉強を行ってきた大卒の人の方が苦手なことが多いのです。
そのため、学歴が高いからすべてができるというわけではなく、学歴で人を判断しない価値観を持つことが大切になります。
スキルを身につける
仕事で成功するためには、自分が持っているキャリアを伸ばしていくことが大切です。
例えば、高校の商業科を卒業して、経理の職種についているのであれば、その経理の経験を積んで経理のプロを目指す方法もあります。
経理の経験を積みながら、簿記の資格を取るなど自己投資を行うことで、その後のキャリアの可能性は広がってきます。
また、高卒であっても、スキルアップを叶える資格は様々にあります。
例えば、下記のような資格があるので、これらの資格を取得することで自信ができ、学歴コンプレックスの克服につながると思います。
- 宅地建物取引士
- 行政書士
- 司法書士
- 介護福祉士
- 通関士
- 保育士
さらに、コミュニケーションスキルを磨くことも有効です。
コミュニケーションスキルとは、相手のニーズをくみ取る力や、自らの主張を相手が理解できるように伝える力のことです。
例えば、同じ営業マンでも突出した営業成績を上げる人もいれば、まったく成績が上がらないという人もいるように、人によって大きく差が出ます。
これは、一言で言うと、コミュニケーションスキルに差があるためになります。
また、コミュニケーションスキルが高い人は、大卒で学歴がある人かというと必ずしもそうとは言えません。
本人が自発的にコミュニケーションスキルを磨いた結果、他者が持たないスキルを獲得できたためであり、学歴は関係ないと言えます。
学歴が関係ない業界へ転職
あなたが、もしも学歴で悩んでいるのであれば、学歴が関係ない実力勝負の業界に転職することも検討されてはいかがでしょうか。
例えば、学歴が関係ない業界としてはIT・ネット業界や人材業界、小売・流通業界などがあります。
こうした業界では、学歴ではなく、仕事ができるかどうかの実力勝負の世界のため、自らの実力で成功することも可能です。
事実、これらの業界は学歴が高卒の人も多く、高卒で役職のあるポジションについて活躍している人も多数存在しています。
このように、学歴が関係ない業界へ転職することも、学歴コンプレックスを克服する方法として有効であると言えます。
こちらでは、高卒のメリットやオススメの転職サイトについてお伝えしています。
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大卒も学歴コンプレックスは存在する
高卒であることにコンプレックスを感じる人がいる一方で、大卒でも学歴コンプレックスを感じている人が存在することも忘れてはいけません。
なぜなら、同じ大卒であっても、大学の難易度や知名度に差があるためです。
例えば、そこまで受験難易度が高くない大学出身者の場合、名門と言われる大学を卒業している学生に対し、コンプレックスを感じることが多いと言われています。
また、東大卒の素晴らしい学歴を持っている人であっても、自分の出身学部の難易度が東大の中で上位学部でなく下位学部であった場合、学歴コンプレックスを感じる人がいると言われています。
客観的にみると非常に高学歴であるにもかかわらず学歴コンプレックスを持つ人がいるのです。
このように大卒であっても、学歴コンプレックスは存在しています。
つまり、大事なポイントは学歴にコンプレックスを感じ続けるだけでなく、たとえ高卒であったとしても、その学歴の不足が気にならなくなるような、確かな自信を築く努力を重ねていくことが大事だと言えるでしょう。
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