- とりあえず就職できたところで働いてるけど全然楽しくない…
- どうしたら楽しいと思える仕事に出会えるんだろう?
高卒の方の中には、転職や就職の際、なかなか仕事が見つからなくて仕方なく「高卒でも雇ってくれたから」「とにかく受かったから」働いているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そうなるとどうしても、仕事をやらされている感があるため、いつまでたっても仕事に楽しさや面白さが感じられないですよね。
しかし…
そもそも「楽しい仕事」って、何なんでしょうか?
「楽しい仕事」というものが存在するから楽しいのか、それか楽しいと感じるための方法が何かあるのでしょうか。
今回はその疑問にお応えすべく「楽しい仕事とは何か」にスポットを当てたいと思います!
これを読めば、おのずと今の仕事が楽しくない理由や、楽しい仕事を出会える方法が見えてきますよ!
- 楽しいとは何か
- 楽しい仕事を見つける方法
- 仕事を楽しむ秘訣
楽しいの定義
「楽しいと感じる仕事がしたい」というのは誰もが思うことですが、そもそも「楽しい」って何なんでしょう?
もちろん何を以て楽しいと感じるのかは人によって違いますから、誰に聞いても参考程度にしかならないので、結局はここをしっかり自分の中で固めるしかありません。
そうしておかないと、転職活動を始めても、自分のしたいことがわからず悩んでしまい、結果思うように進まなくなってしまいます。
では、「楽しい」の定義とは一体何なのか?
答えは、「時間を忘れるぐらい没頭できる」こと。
物事に没頭できていると、まず「しんどいな」とか「自分って何でこんなこともできないんだろう」とか、マイナスな考えがなくなります。
更に没頭を続けると、「気づいたら夕方になっていた」「ご飯を食べるのを忘れていた」など、時間の感覚がなくなります。
没頭とは、100%そのことだけを考えている状態のことなのです。
この間は当然「楽しい」という感情もなくなっているので、やり遂げた後に初めて「楽しかった」と思えるはず。
それが、あなたにとって楽しいと感じる仕事です。
今の仕事が楽しくない理由とは?
没頭できることが楽しいと感じる仕事だとお伝えしましたが、逆を言えば、仕事が楽しくないのは没頭できていないからだとも言えます。
ではなぜ没頭できないのでしょうか?
それは、あなたがその仕事に興味がないからです。
もちろん仕事というものは、楽しいことばかりではなく辛いことや大変なこともあります。
むしろそっちの方が多いかもしれません。
でも仕事に興味があれば、そういったマイナスな考えもそこまで気にならないため、没頭することもできるし、結果「楽しい」と感じるのです。
【タイプ別】楽しい仕事7選!

世の中には溢れんばかりの仕事がありますが、全員にとって楽しい仕事というものはありません。
没頭できたその先に「楽しい」があるとお伝えはしましたが、それが何なのかは人それぞれの性格や育ってきた環境、考え方などによって違うからです。
ここからは、「人と接することが好き」「もの作りが好き」などタイプを7つに分けて仕事をご紹介します。
例え高卒であっても、挑戦できる仕事はあるんです。
あとは、自分はどんな性格なのか?どんなことなら没頭できるのか?を考えながら読んでいただければ、おのずと自分に合った仕事に出会え、楽しいと感じる可能性も高くなります!
①人と接することが好き
・営業職
営業職は「自分がプレゼンをして、物の良さをアピールし、契約を取る」というのが基本であるため、人と話さなければ仕事が進みません。
人と話すことが好きであれば、楽しく感じる仕事になるでしょう。
・接客業
ある程度話す相手のジャンルが決まっている営業職に対し、不特定多数の人と話すことになるのが接客業です。
一度接客したらそれっきり、なんてこともざらにあるため、それほど大きな責任を感じずに働けます。
また、いろんな人間を相手にするので、人によって対応を変えることを覚えますし、どんな人や状況であっても柔軟に対応できる力が身につきます。
映画館、カフェ、遊園地やアミューズメント施設といったレジャー施設など、自分の好きなことに関連するお店で働けば、きっと仕事に没頭でき、楽しさをより感じやすいでしょう。
②1人で作業することが好き
・運送業
トラックドライバーは、免許さえあれば特別な知識や資格は必要なく、学歴不問であるところも多いです。
運転中や昼休憩は一人で過ごすため、一人で黙々と仕事をしたい方に向いています。
荷主や配達先と顔を合わせればもちろん話さなければいけませんが、必要最低限話せればいいので、人と話すのが苦手な人でも安心して働くことができます。
また、仕事の進め方も、荷物運送の指定時間など守るべきところをしっかり守れれば、時間配分などはドライバーの自由であることも良いところです。
運送業は男性が多いイメージですが、最近では女性の活躍も目立ってきているので、女性の方でもぜひチャレンジしてみてください。
・設備メンテナンス
設備メンテナンスとは、大規模な建物の点検・保守管理を行う仕事で、人との関わりがそこまで多くありません。
その対象はオフィスや店舗などが入っているビルやホテル、家屋や工場、公共施設、インフラなど多岐にわたり、業務内容もさまざまであるため、幅広い知識が求められます。
・清掃業
経験や学歴、資格など関係なく働ける清掃業。
公園やレジャー施設、ビルの窓拭き、ホテルやオフィスビルの定期清掃など、清掃と一括りにしても場所や作業は様々です。
商業施設を例に言うと、フロアやトイレの清掃がメインとなってきますが、毎日お客様の目に触れる場所ということから、汚れに対しての迅速かつ丁寧な対応が求められます。
それと同時に、作業している姿がお客様の目に留まりはしますが、話すと言っても挨拶程度ですから、基本的にはコツコツと一人で黙々やることが多いです。
・検診業務
検診業務とは、各家庭やオフィスなどを回ってガスや水道などのメーターを確認し、消費量を調査する仕事です。
専用の機器にメーターの数値を入力して、結果を記した紙をポストなどに入れておくというのがおもな作業であり、基本的にその家やオフィスの人に声を掛けることはしません。
そのため、人と全く会わないことも多いので、人とあまり話したくない人には向いているでしょう。
③提案することが好き
・企画職
企画職とは、問題解決のためにマーケティングをし、企画を考える仕事です。
消費者がどのようなものを求めているのか?市場状況はどうなのか?などを分析し、その結果をもとに「こうすれば売れる!」「こうすれば●●万円の利益が出せます!」など、自分でアイディアを出して形にしていくというのが主な流れです。
この仕事の楽しさは、自分で状況や動向を分析して新しいアイデアを提案できることや、実際に提案が通った時に喜びを感じられるところにあるでしょう。
・営業職
「①人と接することが好き」で少し触れましたが、営業職は「自分がプレゼンをして、物の良さをアピールし、契約を取る」というのが基本です。
企画職と似ているように感じますが、企画職は働きかける相手が社内の部署であるのに対し、営業職は社外の部署に対して働きかけます。
お客様とたくさんコミュニケーションを取り、要望や抱える課題を理解した上で、それらに応えたり解決に導けるような提案をするのが仕事です。
④身体を動かすことが好き
・製造業
製造業は工場での作業が主になってきますが、一人で黙々とできるものが多くあります。
流れてくる備品や製品を、決められた順序通りに製品を加工していく「ライン作業」や、人の力では運べない物を運ぶ「フォークリフトでの作業」など、さまざまな仕事があります。
こういった体を動かす仕事の場合は、学歴も関係なく、仕事さえ覚えてしまえばあとは作業に集中するだけなので、そこまでコミュニケーションは必要ありません。
・建設業
私たちが普段暮らしているマンションや住宅、普段通っている病院やスーパー、オフィスビル、商業施設などいわゆる「建物」を建てるために、主に屋外で作業する仕事です。
休憩時間以外は基本的にずっと動いているので、体を動かすことが好きであれば楽しく感じるでしょう。
⑤人のために動くことが好き
・消防士
「消火活動」「救急活動」「救助活動」の3つが主な仕事である消防士。
消火活動は火事になった建物を消火する仕事、救急活動は救急車で怪我人などを病院まで搬送する仕事、救助活動は事故や災害などで脱出できなくなった人を助ける仕事です。
どれも困っている人を助ける仕事ですから、自分以外の誰かのために行動を起こせる人には向いているでしょう。
・介護職
家や介護施設にいる高齢者の方の身の回りのお世話をするのが介護職の仕事です。
しかし、ただお世話をするだけでなく、お世話をしながらも体の痛みなどちょっとした変化にも気づけるような細かい気配りも必要です。
そのため、相手の立場にたって、相手の話をしっかり聞き、相手のことを考えて動ける人、思いやりのある人が向いています。
⑥ものづくりが好き
・製造業
医療機器、重工な機械、生活で使うような身近なものなど、私たちの暮らしを支えるものを作っているのが製造業です。
部品を図面通りに組み立てる「組立」、設計図などに基づいて鉄製品や機械部品などを切断・加工しながら完成を目指す「機械加工」、できあがった製品に不備はないかどうかを確認する「検査」などがあります。
昔からプラモデルなどを作るのが好きだったなど、ものづくりに興味があれば楽しく働けるでしょう。
・エンジニア
海外からも高い評価を得ている日本の「ものづくり」は、その質の高さを保つため、4つの要素から成り立っています。
ものの図面や詳細などが描かれた「仕様書」
仕様書に基づいてモノを作る「材料」
その材料から部品を製造したり組み立てるための「設備」
上記3つをすべてを実現させる「人材」
この4つのどれか一つでも欠けるようなことがあればものは完成しませんし、完成したとしてもそれは「不良品」である可能性があります。
仕様書を作っている人は、当然専門知識を駆使して設計図を作っています。
材料を仕入れる人も、部品を作る人も、システム動作確認をする人も、皆専門知識を以てものづくりにあたっているため、もしトラブルが起きても、すぐに原因を見つけ出し、その原因を取り除くことができます。
それが「ものづくり系エンジニア」です。
今までにない新しいものを生み出したり、見つけ出たりするのが好きな人にはきっと楽しめるでしょう。
⑦コツコツこなすことが好き
・事務職
事務職と言ってもその仕事範囲は幅広く、書類作成、ファイリングや資料の整理、データ入力や電話・来客応対などの業務全般を行います。
とはいえ、意外と細かい作業も多いため、小さなことでもすぐ気づけて、なおかつコツコツ業務をこなすことができる人は楽しめるでしょう。
・倉庫内作業
伝票などに記載されている商品を、倉庫内に保管されている在庫品の中から選んで取っていく「ピッキング」、集めた商品を保管場所や配送先ごとに分ける「仕分け」などがあります。
基本的には単純作業が続くため、それでも丁寧にコツコツとこなすことが求められる仕事です。
5分で判明!自分に合う仕事の見つけ方はこれ!
先にご紹介したタイプ別を見ながら、自分が楽しいと思える仕事を探すのと同時に、ぜひ活用していただきたいのが、リクナビNEXTの「グッドポイント診断」です。
これは、リクルートキャリアが就職・転職者に提供している診断ツールで、18種類の強みのうち、人が持っている5つの強みを診断することができます。
親密性(じっくりつきあう) 現実志向 (実現可能性にこだわる) 慎重性 (掘り下げて考える) 冷静沈着 (いつもクール) 自己信頼 (信じた道を突き進む) 俊敏性(スピード第一) 受容力 (広く受け入れる) バランス (全体を考える) 継続力(決めたらとことん) | 社交性 (360°オープン) 挑戦心 (高い目標もクリア) 悠然 (ゆったり構える) 高揚性 (ノリがよい) 感受性(場の雰囲気を感じ取る) 柔軟性 (あれこれトライ) 自立 (常に主体的) 独創性(オリジナリティあふれる) 決断力 (迷わず決める) |
出典:https://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/archives/3506/
やり方は簡単で、あなたの志向や考え方を分析するような質問が出てくるので、それに答えるだけ。
すでに自分の中で把握していた強みもあれば、逆に意外に感じたり今まで自分では分からなかった強みもあるかもしれません。
この分析結果があれば、自分の才能や強みを把握したうえで仕事を探すことができるため、自分が楽しいと思える仕事に出会える確率をグッと上げることができます。
こちらの記事でグッドポイント診断についてお伝えしています。転職成功した私も使用しました。

仕事を楽しくする秘訣!
知識をつけて結果を出す
仕事を長く経験すると、必要な知識も当然たくさんついてくるため、おのずと結果も出やすくなります。
結果が出ると周りに評価されることが増えますし、自分に自信もつきますから、仕事が楽しいと感じられるようになります。
また、仕事を楽しめる人は、仕事をしている中で得た経験だけでなく、プライベートで得た経験からも知識を蓄えていっており、それを上手に仕事に活かしています。
働く環境を変える
自分にとって気が合う人と一緒に居ればよかった学生時代とは違い、社会人の場合は例え自分に合わない人がいても、距離を取るわけにはいきません。
機嫌が悪いと当たってくる上司、陰でコソコソ悪口を言う同僚など…良い人間関係を築くことができず、悩んでしまうことが増えてしまったというのであれば、思い切って働く環境を変えてみるのもありでしょう。
高卒にオススメの転職サイトをこちらでご紹介しております。

楽しい仕事になるかは自分次第
楽しいというのは、マイナスな考えが浮かぶことなく、時間の感覚も忘れ、ただただ没頭できたその先にあります。
没頭できないのであれば、この記事を参考に、没頭できる何かを探してみてください。
ちょっと視点を変えて考えてみるだけで、「つまらない」「楽しくない」と感じる今の仕事に対して見方が変わるかもしれませんよ。