高卒の自分に引け目を感じている
優秀な人になりたい
大卒に負けたくない
会社で働いていると、「この人、優秀だな」と思ったことありませんか?
- ミスをしない
- 仕事が早い
- 成績が良い
こんなところでしょうか。
それが身近な同僚であれば、感心すると同時に自分も優秀な社員になりたいと思いますよね。
また、その優秀な人はというのは大卒のイメージ強く、私を含めて高卒の人がそのように呼ばれることは無いだろうなと心のどこかで思っています。
というわけで、今回は打倒大卒!
仕事ができる人になるためのコツをお伝えしていきます。
高卒で優秀な人は少数派

高卒で優秀な人は少数派であるといえます。
そもそも、家庭の事情がない限り、優秀な人は大学に進学する時代です。
中には、「やりたいことが見つからなくて、お金がもったいないから就職した」という人がいるかもしれません。
しかし、昨今の大学進学の傾向や大卒の方が生涯年収が高くなっていくシステムを理解できていない時点でその人は優秀とは言えません。
そういった背景を抜きにしても、高卒と大卒ではどちらが優秀であるかというと、大卒の方が優秀な人材が多いです。
その理由は、2つあります。
1つは、大卒の方が専門的な知識を持っているからです。
特に理系の分野では、その傾向が顕著。
専門的に化学商品を取り扱う会社の場合、その分野での研究を大学時代に行っていた社員は土台が出来上がっています。
ようは、即戦力にもなるし、大学時代の知識を生かして発展させることも可能なのです。
もちろん、高卒で入社後に独学で勉強することも可能でしょう。
しかし、大学レベルの情報や研究を独自で行うことは不可能ですから、スタートの時点で能力差があるのです。
そしてもう一つの理由が、人生経験値です。
たかが4年、されど4年。
この4年間の間に、大学生は勉学だけではなく、アルバイトや遊びを経験します。
その中で、要領や社会人としてのマナーを学んでいくのです。
もちろん、高校在学中にアルバイトの経験がある人もいるでしょう。
しかし、大学生のアルバイトは高校生のアルバイト時間よりも労働時間が長く、また年齢が上ということだけで任される仕事も多くなります。
また、働けるアルバイトの職種も大学生の方が多いので、経験値も変わるでしょう。
そのため、高校生のアルバイト3年間と大学生のアルバイト3年間では密度も変わってきます。
以下の記事で高卒と大卒の能力について詳しく解説しています。
【高卒必見】大卒との能力差はあるのか?地方から本社へ異動して分かった真実!
大卒は高卒より仕事ができるの?

仮に大卒の方が優秀な人材が多いとして、大卒の方が仕事ができるのか?というと必ずしもそうではありません。
1つの会社にいても、仕事の内容は変わってきます。
同じ部署にいても、持っている顧客が違ったり、直面している課題が違えば行うべき業務が変わりますよね。
しかし、その中で「大卒じゃないとできない仕事」というのはいくつありますか?
また、「大卒の方が早く終わらせることができる仕事」というのは存在しますか?
それこそ、理系分野の会社であれば、あり得るかもしれませんが、ほとんどの会社ではそのような仕事は存在しません。
学歴があった方が有利、というのは入社時のみです。
一度同じ会社に入ってしまえば、キャリアの積み重ね方は違うかもしれませんが、能力を発揮できる機会は同等にあります。
日頃の業務を熱心に取り組み、結果を残すことに学歴は全く関係ありません。
高卒だけど優秀な人の特徴!

そこで、高卒だけど優秀な人の特徴を自分なりにまとめてみました。
あなたの周りにいる優秀な人と共通点はあるはずです。
ではその特徴を5つお伝えしていきます。
優秀な人の特徴①行動が早い(初手が早い)
優秀な人の特徴の1つに行動が早いというのが挙げられます。
行動が早いということは、仕事に取り組むことが早いということ。
つまり、誰よりも早く問題点を見つけることもできれば、成果を出すこともできるのです。
たとえば、上司から仕事を頼まれた時にすぐするか、後でするかという場面があるとします。
これをすぐに取り掛からず、次の日に後回しにしたとしましょう。
そうすると、次の日に疑問点が生まれ、成果を出すことが遅くなってしまうのです。
依頼された時すぐに疑問点を確認しておけば、上司に聞くことも簡単ですし快く答えてくれるでしょう。
最悪の場合、「まだやってなかったの?」なんて言われかねません。
そうなると、評価はあっという間に「仕事ができないやつ」になってしまうんですよね。
こういったことが積み重なると「仕事を頼めないやつ」と認識され、仕事すら頼まれなくなりますから、いつまでたっても「仕事ができる人」にはなれません。
優秀な人の特徴②最悪の事態を想定している
次に優秀な人の特徴の2つ目は最悪の事態を想定していることが挙げられます。
優秀な人はこのリスク管理を意識して仕事をしています。
もしも、納品が遅れてしまったら…。
もしも、材料が紛失してしまったら…。
この「もしも」は、今までの経験から生み出されることが多く、若手社員はどうしても詰めが甘くなってしまいます。
もし、自分に降りかかってきたイレギュラーやトラブルがあった際は、それを糧に次に生かすこと。
そして、それだけではなく、先輩や上司などに「最悪な事態」の経験を集めていきましょう。
優秀な人の特徴③何事にも疑問を持っている
優秀な人の3つ目の特徴として、何事にも疑問を持っているということが挙げられます。
なんでこの仕事はこの手順でやらないといけないんだろう?
この意思決定に行き着いたのはなぜだろう?
など、もともと決まっていたことや、上司に決められたことについて疑問をもつことが大切です。
なんでこの仕事はこの手順でやらないといけないんだろう?という疑問ですが、この疑問をもつことで、自分の仕事への習熟度が向上するだけでなく、もっとこうした方が効率的なのでは?という改善点が生まれる可能性があります。
そのおかげで、部署全体の生産性があがったり、経費を削減できるかもしれません。
他にも、若手社員の時は会議で決定されたことを報告されるだけだと思いますが、その内容についても疑問を持つようにしましょう。
そうすることで、上司からは会社のことをよく考えている部下と認識されるので、仕事を頼まれやすくなったり、評価を上げてもらいやすくなったりします。
そうは言っても、今まで受け入れていたことについて疑問に思うことは難しいですよね。
なので、日ごろから生活のありとあらゆるものに疑問を持つように訓練しましょう。
例えば
なんで、牛乳はプラスチックの容器に入れて販売しないんだろう。
なんで、ピアノは黒色ばっかりなんだろう。
本当に些細なことでいいので、わからないことをあげていく癖をつけるのです。
そうすることで、仕事にも生かすことができるようになるでしょう。
優秀な人の特徴④仮説を立てて取り組んでいる
優秀な人の4つ目の特徴として、仮説を立てて取り組んでいるということが挙げられます。
業務に取り組む前に「こうなるんじゃないか?」と仮説を立てています。
仮説を立てると何がいいのかと言いますと、効率的に進めることができるからです。
「仮の結論」を置くことで無駄な作業を極力減らせます。
優秀な人は、たとえ着地点が見えていない仕事でも仮説を立て、強引に進めていきます。
もちろんその仮説が違うことがあるので、その際は仮説を立て直しリスタート!
これを繰り返していくと、最終的には最良の結論をスピーディーに導き出すことができるということです。
そしてその経験が教訓となり、仮説の精度が高まり、また新たな問題が発生しても動じることなく、捌いていくことができます。
優秀な人の特徴⑤客観的に物事を判断している
優秀な人の5つ目の特徴として、客観的に物事を判断しているということが挙げられます。
いい意味で自分を信じていないといいますか、理論、数字、データなどで判断します。
もちろんそれは対人でも発揮され、文章や言葉だけなどの主観的意見ではなく、数字やデータなどの客観的なものをよくチェックしています。
そのため、冷静に判断することができるため成果が出るのです。
なので、数字やデータが苦手な人は克服しましょう。
逆に数字に強くなれば、優秀になれるというわけですね。
以上、優秀な人の特徴5つをお伝えさせていただきました。
仕事ができる人になる近道は「できる人のマネ」

仕事ができる人の特徴を、あなたはいくつ持っていたでしょうか?
私自身、すべてを完璧にできている人間ではありません。
しかし、上記3つのことを意識するだけで、仕事がやりやすくなっていきました。
仕事も早く終わるようになりましたし、トラブルへの対応もでき、会議で発言できる人間になりました。
そうすると、人からの評価も徐々に上がっていったので、困っていても誰かが助けてくれるようになって仕事がよりやりやすくなっていきます。
もしかしたら、私が挙げた優秀な人の特徴3つは、あなたの会社では役に立たないかもしれません。
しかし、あなたが優秀だと思う人の特徴をマネることで、あなた自身の能力や評価を向上させることはできるでしょう。
本で読んだ知識を試してみるのも大切ですが、まずは身近で評価されている人のマネをすることが成功への最短コースと言えます。
仕事ができると仕事が楽しくなる

好きなことを仕事にできている人はごくわずか。
先輩社員の中には、心を無にして仕事に取り組んでいる人もいるでしょう。
しかし、人生の大半を仕事をして過ごすわけですから、少しでも楽しみたい!
そのためには、自分が仕事をできるようになることが重要。
やっぱり、失敗したり怒られてばかりでは、楽しくなりませんよね。
優秀だと誰かに褒められ感謝されていくうちに、仕事も楽しくなっていくでしょう。