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【高卒】初任給の平均手取りはいくら?給料UPのためにやること3選!

 

  • 高卒ってやっぱり手取りが少ない…
  • もっと給料を上げたいんだけどどうしたらいいんだろう
  • 高卒のみんなはいくら貰っているんだろう

高校を卒業してすぐ働き始めた人の中には、自分が8時間仕事で拘束されている間、大学進学をした同期は比較的自由なキャンパスライフを送っていることに羨ましがりながら働いているという人もいるでしょう。

そんな中でやっと手に入れた、初めてのお給料。

そのお金で両親に何か買ってあげようかな、一緒にご飯にでも行こうかな、自分へのご褒美のためにちょっといい物を買おうかな、なんて初任給の使い道にワクワクする人もいるでしょう。

しかしいざ支給されると、思っていた金額と実際に口座に入った手取り額がかけ離れていることも…

若手社員
若手社員
高卒だとどこでも一緒ぐらいなのかな…皆はどれぐらいもらっているんだろう…

今回はそんな、高卒の初任給の平均手取りについての疑問にお答えします!

合わせて、収入が低いことの悲しみから逃れるための給料UP方法もお伝えしていくので、ぜひご活用ください。

  • 高卒の初任給と平均手取り額
  • 高卒が給料UPのためにやるべきこと

 

高卒の初任給の平均手取りは14万円

厚生労働省が発表している令和元年(2019年)の状況のデータによると、高卒の初任給の平均額は約16万円となっています。

学歴・男女別に平均をまとめたものは以下の通りです。

【高卒初任給】

男性:168,900円

女性:164,600円

統計:167,400円

出典:厚生労働省・令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/19/dl/01.pdf

しかしこれはあくまで「額面給与」であって、後で差し引かれる控除額や支給される手当などもすべて含めたものです。

そのため手取りとなると金額はさらに減り、だいたいにはなりますが「総支給額-総控除額」で手取りを割り出すことができます。

上記の通り初任給が約16万円だとすると、実際に手元に入るのは平均約14万円ぐらいになるでしょう。

では具体的に、どういったものが差し引かれてこの手取りになるのでしょうか?

次で詳しく見ていきましょう。

支給額から差し引かれるのは何?

初任給が丸々もらえれば言うことはありませんが、日本で働く限りは、そこから様々なものが引かれてしまいます。

健康保険料や厚生年金保険料は翌月徴収にしている企業が多いですが、所得税と雇用保険料は最初から引かれ、2年目からは住民税も引かれ、手取り額は額面の8割程度になります。

初任給から引かれる項目

雇用保険:失業または一時的に仕事を休まざるを得なくなった人にお金を支給する保険。

再就職の促進や生活を守るためのもの。

支給額から「一般の事業」「農林水産・清酒製造の事業」「建設の事業」との3種類によって分けられた保険料率と支給額を掛けることで算出される。

 

・所得税:個人の所得(給与)に課せられる税金。
1年間(毎年1月1日~12月31日)で得た給与から所得控除によって差し引いた金額に対して税率が決まる。
※扶養家族などの数によっても変わる

初任給の翌月から引かれる項目

厚生年金保険料:年金を受け取るための掛け金。

納めた保険料は、定年退職後の65歳から受け取ることができる。

月給の9.15%が保険料として天引きされる。

実際の保険料率は18.3%だが、半分は会社が負担している。

健康保険料:病気や怪我など医療機関にかかった際、治療を安く受けることができる保険。
健康保険組合や全国健康保険協会(協会けんぽ)など、会社の加入する保険者によってどれぐらい引かれるのかが決まる。

2年目から引かれる項目

住民税:住んでいる都道府県や市町村に納める税金。前年1年間の所得によって引かれる額が違う。
支給額から社会保険料を控除した後の額に対して税率が決定するが、詳しくは住んでいる場所によって異なる。

ただし、健康保険や厚生年金などの保険料は、給与額をもとに計算されています。

原則として4・5・6月の給与を基に計算されるため、もしこの間に残業をたくさんしていると給与額も増えるため、徴収される保険料も上がります

出典:https://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/qa/1572/

 

高卒が給料UPのためにやること3選

高卒でも高い給料を得るためには、いくつか選択肢があります。

しかしそのすべてに共通しているのが「給料はいきなり高くはならない」ということ。

つまり、準備期間が必ずいるということですね。

次から給料UPのための方法をご紹介していくので、自分に合ったものを選んで、今の自分ができることを始めていきましょう。

給料UPの方法①現職でスキルを磨き昇進する

日本企業は、10代~20代ではそこまで年収に差が付きません。

その理由としては学歴だけでなく、10代~20代のうちはまだ経験も浅く、役職もつかないからです。

しかし30代からは「課長」や「部長」など役職が付くこともあり得るため、年収がグッと上がります。

高卒のメリットは、大卒の人よりも当然早く学校を卒業し就職することになるため、早く実践的な経験が積めることなので、コツコツと経験を積み、徐々に即戦力になれるぐらいの力を身に付けていくことがとても重要になってきます。

オオカミ先輩
オオカミ先輩
大卒の人が入社してくるころには、立派な戦力になっているかもしれません

そうして仕事に真面目に取り組むことで、周囲からの評価も得ることができ、結果それが出世が早まり給料のUPにも繋がっていくのです。

給料UPの方法②手当がつく資格を取得する

資格を取得することで、会社から「資格手当」がもらえる場合があります。

オオカミ先輩
オオカミ先輩
「よく頑張った!これからも努力を怠るなよ!」といったような意味合いで贈られる報奨金のようなものですね。

ただし、毎月支給されるわけではないのであれば、給料UPは難しいでしょう。

そのため、資格取得は「目的」ではなく、それを活かしてなお多くの収入が得られるであろう会社に転職するための「手段」であると考えた方がいいかもしれません。

 

こちらで高卒にオススメな資格をご紹介しております。

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給料UPの方法③給料が高い業種に転職

「転職する」という選択肢は、②でお伝えしたように取った資格を活かして…というのはもちろん、同じ業界や職種でも差が出るところもあるため、現職よりも高い年収が見込める会社に転職すれば給料を大幅に上げることができる可能性もあります。

高卒であれば、1年経っていたとしてもまだ20歳前ですから、将来への可能性も大きく感じてもらいやすいですし、挑戦してみて損はないでしょう。

 

こちらで私がオススメの転職サイトをご紹介しています。

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年収を上げるためには転職が近道

高卒は、確かに大卒よりかは初任給が低めです。

しかしこれまでにご紹介した通り、努力次第で給料を上げることができます。

就職後はただただ仕事をこなすだけでなく、「自分がどうなりたいのか」という明確なキャリアプランを持って働くことが大切です。

そういう思いを持ちながら働き、スキルや経験を積んでいくことが、転職への近道となるのです。

ただし転職するためには、当然選考を受けて採用とならなければいけないので、そのための対策はしっかり行い、「なりたい自分」に少しでも近づけるようにしていきましょう。