- 高卒だから転職先が絞られる。
- エンジニアになりたいけど今更間に合うのかな?
- 自分は学歴がないからエンジニアになれない。
高卒のあなたはそんな悩みを持っているのではないでしょうか?
私も高卒なので、大卒の人より劣っていると心のどこかで思っていた時がありました。
大卒の人って頭が良いイメージがありますよね。
それも私自身、勉強ができなかったので大学へ進学せずに就職した身です。
今回取り上げたITエンジニアは、頭が良い人(大卒もしくは専門卒の人)がいるイメージがあり、高卒の人はエンジニアはできないと思いがちです。
しかし、そんなことはありません。
それは私が身をもって体験しているからです。
結論、高卒未経験はエンジニアになれます。
そして、そのITエンジニアになるための秘訣は「転職エージェントを利用してエンジニア職に転職する」です。
なんで?
転職するために、まずは勉強しなくていいの?
そんな声が聞こえてきます。
その疑問を納得させてみせますので、最後までご覧いただけると幸いです。
手っ取り早く知りたい人はこちらから↓
というわけで今回は、「高卒未経験でもITエンジニアになれる」について解説していきます。
高卒未経験でもITエンジニアになれる3つの理由!

自信を持って言い切れます。
ちなみに今回取り上げている「ITエンジニア」は以下を指します。
(エンジニアとは・・・技術者、専門的な知識やスキルを持つ業種)
そして、ITエンジニアとは以下のような職種です。
- システムエンジニア
- プログラマー
- WEBエンジニア etc..
というわけで、高卒未経験でもITエンジニアになれる理由を3つお伝えしていきます。
ITエンジニアになれる理由①学歴フィルターがない
ITエンジニアには学歴フィルターがありません。
学歴はエンジニアには関係ないということです。
エンジニアは、専門職と呼ばれる職業に分類されるため、スキル面で評価されます。
そのため、高卒だろうが大卒だろうが関係ありません。
スキル>学歴
こういうことです。
だからこそ学歴がないと言われる高卒はエンジニアになるべきです。
更に中卒のエンジニアもいるようですが、そうすると高卒の人が学歴がないと言っている場合ではないですね。
もちろん企業によっては求人に「大卒以上」など条件を設定しているところはありますが、それは一部です。
ですので、学歴は気にする必要はありません。
ITエンジニアになれる理由②エンジニアが不足している
ITエンジニアが不足しているため、高卒の方でもエンジニアになれます!
エンジニアに興味があるあなたなら聞いたことがあるでしょう。
エンジニアが不足しているという現実を。
出典:経済産業省の調査(2019年3月)
見ていただくと分かるように、2030年には約45万人ものIT人材が不足すると言われています。
上下のブレはあるものの10年後には数十万人のIT人材が不足するのです。
それくらいIT業界は急成長しており、需要があるというわけです。
出典:転職サイトdoda求人倍率調査(2020年10月)
これは各業界の求人倍率なのですが、数あるグラフの中に1つだけかけ離れて位置するものがあります。
それが、IT業界(IT・通信)です。
2020年11月時点での求人倍率はなんと5.22倍。
1人の求職者に対して求人が約5件あるということです。
過去5年間の他の業種の求人倍率は良くて4倍、最悪1倍という結果です。
2020年はコロナの影響もあり、多くの業種は求人倍率1倍以下となっていますね。
しかし、IT業界は倍率は落ち込んだものの約5倍。
コロナで過去最大の経済損失と言われていたにも関わらずIT企業はどうしても人が欲しいのです。
ですので、企業はいちいち学歴を気にする余裕はなく、今までの経験を重視すると思います。
もしかすると良い待遇を受けて入社できるチャンスかもしれませんね。
また、別の視点から考えればIT業界は安定性がある職業とも言えるでしょう。
「今はAI化が進んでいるからITエンジニアが不足している」という言葉では分かってはいたものの、このようにデータで見てみると腑に落ちたのではないでしょうか?
というわけで、ITエンジニアが不足しているため、高卒でもエンジニアになれるのです!
企業は大卒や専門卒の人が欲しいんじゃないの?
企業は学歴を参考にするでしょうが、そこまで重要視しておりません。
では、企業は何に重きを置いて採用しているのでしょうか?
ITエンジニアになれる理由③企業は伸びしろを重視している

ITエンジニアは学歴フィルターがないと言われてもそもそも入社できなければ意味がありません。
ですがIT企業は、20代の人に求めるのは頭の良さではなく「伸びしろ」です。
これはIT業界に限らず、他の業界でも20代が転職する際は伸びしろを重視します。
30代の転職はスキルや経験を重視する傾向がありますね。
ですので20代のあなたは、その若さを武器に転職することができます。
またIT業界は「実力主義」「適性重視」と言われているため、それに前に述べた「人材不足」が加わり、高卒でもITエンジニアになれるということです。
日本は学歴社会ですので、どうしても大卒が上、高卒 = 低学歴みたいなイメージがあり、未経験分野の挑戦は躊躇することでしょう。
しかしそれは思い込みで、現にIT業界がそれを証明してくれています。
あなたの可能性をIT業界にぶつけてみてはいかがでしょうか。
というわけで、高卒未経験でもITエンジニアになれる理由を3つお伝えしました。
高卒未経験でもITエンジニアになれる根拠【経験談】
高卒未経験でもITエンジニアになれると言い切れます。

なぜなら、私がその1人だからです。
私は高校卒業後、転職を経て、現在エンジニアとして働いています。
私がプログラムを作成する姿を他の社員が見た時
「よくできるね、自分にはできないよ。」
と尊敬されることが多々あります。
それは非常にありがたいことですが、私から言わせれば大したことはしていません。
実際にやってみて意外とできるじゃん!って感じですね。
ではそんな私が高校時代から今まで、エンジニア関連について学んでいたかと言うとそんなことはありません。
むしろ、PC関連などは一番苦手な分野でしたので今まで避けてきましたので。
更に、私は決して頭が良いわけではありません。
高校は工業高校で、成績は全体の真ん中くらいで突出したものは何もなかったです。
転職前の新卒で入社した会社では、わたしはどうやら「イマイチな人」みたいな立ち位置だったようで、自分では学生の成績も真ん中だったので仕事も「普通くらい?」だと思っていました。
その私が「イマイチな人」を象徴する言葉を入社して3年くらいたったある日、職場の上司に言われました。
今でも忘れません。
それは
「人によって成長するスピードが違う、今は全くダメでも後から伸びるよ」
あなたは大器晩成型だよみたいな。
本人はフォローしているつもりでしょうが、
「いや、それ遠回しに仕事できないと言っているようなものじゃん…」
私はそんなレベルの人間なのです。
以上、私の経験をもとにお伝えさせていただきました。
なので、普通の人、高卒未経験でもITエンジニアになれるよということです。
ITエンジニアはなぜハードルが高く感じるのか?

ITエンジニアってハードルが高く感じますよね。
ではなぜ、多くの人がそう感じるのかというと、人は目に見えないモノを嫌がるからです。
ITエンジニアは、ハードウェアかソフトウェアかでいうと、後者に該当します。
パソコンを例にすると、ハードウェア系(機械系)はマウスやキーボードで、ソフトウェアは、プログラム、OS、システムなどです。
マウスやキーワードは自分が目で見て操作できますが、プログラム、OS、システムは勝手に制御していて目に見えません。
ソフトウェアって嫌な感じがしますよね。分かります。
もう少し分かりやすくするために、人間に置き換えてみましょう。
ハードウェアは身体や言葉、ソフトウェアは心や精神と言えます。
手を怪我している人がいたら、傍から見て負傷している人と分かりますが、心がすさんでいる人って傍から見て分かりますか?
分かりませんよね。
また、言葉で伝えてくれたら理解できるのに、何も言わず、何を考えているのか分からない人って怖くないですか?
このように、目に見えない部分やどうなるか分からないものに対しては、人は怖くて躊躇してしまいます。
ですので、ソフトウェアのような目に見えないモノは嫌がるため、ITエンジニアはハードルが高く感じるというわけです。
臆病になる気持ちは、私も経験していますので凄く理解できます。
では、高卒未経験で更に臆病な私がITエンジニアになったのはなぜでしょうか?
ITエンジニアになれば価値のある人間になれる

私が高卒未経験でITエンジニアになった理由は「価値のある人間」になれるからです。
これが分かったのは、今の会社に入社したてで配属先を決める時の出来事です。
ちなみに私はエンジニアと言っても、SE(システムエンジニア) + プログラマー みたいなイメージです。
SEとはプログラムやソフトウェアの仕様書を作る人で、プログラマーとは、その仕様書を基にプログラミングする人です。
SEはSEでも私は「社内SE」に分類されており、社内のシステムに詳しい人みたいなイメージです。
ある日、エンジニアの仕事している人を見学する時があり、傍から見ていました。
もちろん私はエンジニアはやらないと思っていましたが、今ではエンジニアとして働いています。
ではなぜ、エンジニアの道に私が進んだのかというと、その時のエンジニアの先輩から言われたことが印象的だったからです。
それが
「誰もやらない、しようとしないところに価値があるんだよね」
と言われ、私は衝撃が走りエンジニアの道に進もうと一歩踏み出すことができました。
その人自身、色んな人に頼られていて存在感がありました。
そんな自分も先輩のように会社から必要とされる人間になってみたいと思ったのです。
そして今では、会社に貴重な存在として扱われていることを肌で感じます。
初めはエンジニアはやりたくないと思っていましたが、あの時一歩踏み出してみて本当によかったと思っています。
ITエンジニアは日本全体で不足していますので、会社だけでなく社会から必要とされています。
なので、ITエンジニアになれば価値のある人間になれることができるのです!
では次に高卒未経験でエンジニアになるためのステップについて説明していきます。
学歴なしが転職を成功させるための秘訣!転職エージェントを利用して転職!
学歴なしが転職を成功させるためには、転職エージェントを利用して転職してください。
そもそも転職エージェントとは、転職をサポートしてくれる会社です。
転職の相談、履歴書の書き方、面接対策などのサービスを無料で受けることができます。
冒頭でもお伝えしました通り、高卒未経験でITエンジニアになるのであれば、その転職エージェントを利用して転職することをオススメします。
そしてITエンジニアになろうと転職活動をする時に利用するのは大きく分けて以下の2つです。
- ハローワーク
- サイト
まずハローワークは論外ですね。
ハローワークをおすすめしない理由についてはこちらでお伝えしております。

そして、サイトも大きく分けて2つあります。
- サイト型(転職サイト)
- 対人型(転職エージェント)
どちらもいいですが、高卒の転職ならサイトより対人型がオススメですね。
転職サイトと転職エージェントの違いについてはこちらで詳しくお伝えしております。

では、高卒未経験が転職エージェントを利用した方が良い理由を2つお伝えしていきます
転職エージェントを利用するべき理由①学歴で判断されなくなる
転職エージェントを利用すれば、企業から学歴で判断されません。
なぜなら、転職エージェントでは学歴を優先しない、人柄で選ぶ企業を紹介してくれるからです。
やはり世間と同様に転職市場でも学歴はあった方がイメージはいいです。
ただ単に「高卒」か「大卒」かで言われればそりゃ大卒に軍配が上がりますよ。
しかし、転職エージェントを利用すればそんなのは一切関係なくなります。
そして何より転職自体が不安なはずなのに、未経験業界への転職ともなれば尚更です。
転職エージェントは、その不安も把握しており、更に自分が望む条件を提示してくれますので転職成功する確率が高いです。
転職のプロが手伝ってくれますので、当たり前の結果でしょう。
転職エージェントを利用するべき理由②ミスマッチを防ぐことができる
転職エージェントを利用すれば、ミスマッチを防ぐことができます。
転職市場は学歴を求めていないITエンジニア求人募集は多いです。
それは何度もお伝えしておりますが、IT人材が不足しているからです。
そこで、ITエンジニア求人で注意しなければならないのがIT業界は幅広いので、その分仕事内容も様々あります。
ハローワークや転職サイトだと、その現状を把握できない状態でITエンジニアだからと転職してしまい、失敗するといったことになりかねないです。
そのようにミスマッチを防ぐためにも、
業界を知らない未経験は転職エージェントを利用して企業について詳しく聞き出す。
これに尽きます。
転職エージェントを利用するためには登録する必要がありますが、登録もすぐにできてしかも無料です。
今すぐ転職をするつもりもない人でも、相談だけでも可能なので、試してみるといいでしょう。
以上、高卒未経験がITエンジニアになるためには転職エージェントを利用するべき理由をお伝えしました。
ITエンジニアの勉強をしてから転職した方がいいのでは?

「転職する前に勉強して知識を身につけてからでしょ!」
その気持ちは分かります。
確かに少しでも専門知識を理解していた方が企業側に好印象ですし、何より自信を持って転職活動ができますよね。
そんな方に質問しますが、
どこまでの知識を身につければゴール(転職活動)ですか?
ここまで理解できたら転職をしよう!という目途は立っていますか?
ほとんどの人は決まっていないと思います。
なぜなら、未経験で何も分からない状態だからです。
どこまで学べば転職して通用するのかが分からないということです。
このまま勉強に時間を使ったり、ITエンジニアになれるのかな?と悩んだりする時間が非常にもったいないです。
なぜここまで私が高卒未経験でも転職したほうがいいというと、やはり年齢の部分です。
20代であれば勉強しているうちにあっという間に30代に突入し、転職が一気に厳しくなってしまうからです。
転職はあなたもご存知の通り、若い方が有利で、まして未経験の分野となれば尚更です。
ですので、このまま悩んだり、勉強で貴重な20代の時間を過ごすのであれば、転職エージェントに登録して転職活動をすることをオススメします。
もちろん、学ぶことを否定しているわけではありません。
プログラマーになるのであれば、プログラミングスクールに入会して学ぶのも一つの手です。
ただ、私としてはやはり転職が先ですね。
学んだプログラムが入社して、いざ現場で使えるとは限りませんので。
ですので、知識をつける前に転職して転職先で経験して、実際に現場で学んだ方がいいというわけですね。
ITエンジニアになるなら今がチャンス!

IT人材が不足している今こそITエンジニアを目指すべきです。
あなた自身も、それを身をもって経験しているからITエンジニアになりたいと思っているのでしょう。
今では小学生がプログラミングを学ぶ時代ですからね。
これから5Gが普及しデジタル化が加速し、間違いなくITエンジニアの需要は高まります。
そのため、ITエンジニアは将来性がある職業と言えるでしょう。
この時点で動いたあなたは、まだITエンジニアになれます。
学歴なんて関係ありません、ぜひチャレンジしてみてください。